【新唐人日本2011年6月18日付ニュース】中国の広東省増城で発生した大規模抗議は、そのきっかけが北アフリカのジャスミン革命と酷似しています。評論家の陳志飛さんは、高まる庶民の不満に対し、当局は全くなす術がないと指摘します。
時事評論家 陳志飛:「官証癒着と中共内部の腐敗体制によって失った民心はもう収拾がつきません。一人が呼びかければ万人が立ち上がる事態にまで達し、これらは自発的な行動で民意を代表しています。共産党は絶体絶命の状態です」
当局は武力鎮圧と情報封鎖を行う一方で、被害者の四川籍妊婦を見舞うなど、張り詰めた雰囲気の緩和を試みています。まもなく共産党成立90周年の祝典があるからだと指摘します。
時事評論家 陳志飛:「中共はこの時期に更なる悪性事件が起きて、皆の注意を引くのは避けたい。この体制の邪悪と不安定さを見せたくないのです」
しかし、激化した矛盾は一触即発の事態に達しています。6月9日、湖北省利川で千人が衝突。6日、広東省潮州で1万人がデモ。3日、浙江省湖州で1万人が抗議。5月末、内モンゴルで大規模デモ、5月中旬。江西省撫州で連続爆破。当局の発表では、去年全国で発生した抗議事件は12万7千件、1日平均347件の計算になります。
時事評論家 陳志飛:「この矛盾の根源は中共内部にあり、中共の体制が存在する限り矛盾が存在します。集団事件に対して中共はすでになんの手も打てません。8~90歳の老人のように90歳誕生日を無事過ごしたいだけです」
また、中国で最も裕福な広東省でさえ連続して大規模抗議が発生したことは、経済発展による政権維持も失敗であると指摘。独裁政権が次々倒れる中、中国共産党の余命も長くないといいます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/06/14/a546041.html#video
(中国語)